2011年8月30日・日光上三依水生植物園・日光植物園
上三依水生植物園で絶滅危惧種に指定されている、キレンゲショウマに出会えるというのでお花倶楽部で行ってきました。
上三依水生植物園
公式サイトはこちらです。
約300種類、3万木もの湿生・水生植物が栽培されている。2万2000平方メートルの広大な園内はロックガーデン、
湿生地、日本庭園などに分けられる。6月はヒマラヤの青いケシも見られるうです。
清流の音を聞きながら園内へ
《キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)ユキノシタ科》
色でラッパ形の5弁花 愛媛県石鎚山で1888年にはじめて発見された
絶滅危惧U類(絶滅の危険性が増大している種)
宮尾登美子さんの小説【天涯の花】にキレンゲショウマが出てきます。
キレンゲショウマのことを天涯の花キレンゲショウマで知られるようになりました。
《レンゲショウマ(蓮華升麻)キンポウゲ科》
以前に御岳山でたくさん見てきましたけれどここにも少し咲いていてまた可憐なレンゲショウマに感動です。に
《クリックするとお花の名前を表記してあります。》
《ヤマジのホトトギス(ユリ科》
名の由来は山に生えるホトトギスの仲間だからとか
花片が反り返り、花は茎頂や上部の葉腋から枝分かれした茎に数個房状に付きます。
ホトトギスとヤマホトトギスの違いが判るように写真を載せました。
《タマアジサイ(アジサイ科》
石神井公園で咲きそうになると盗まれて今年は見られないと思ってがっかりしていたところ思いがけなくタマアジサイを見ることが出来ました。
やはり気温の差がある所色が鮮やかでした。
《ジャコウソウ(シソ科)》
谷間の木陰などに生え、普通枝分かれしないで、高さ0.6〜1m位に直立斜上する多年草です。
茎や葉を揺するとほのかな香りがすることから名づけられたそうですが私には香りを感じることが出来ませんでした。
水生植物池で見たお花
《スイレン(睡蓮科》
この睡蓮はヒツジグサです。
唯一日本にも自生する原種スイレンで、スイレンで最も小さな花を咲かせると言われています。
和名「ヒツジグサ」は未の刻(午後二時)頃に開花すると言われる事から付けられましたが、実際には昼頃から白い可愛らしい花を楽しむことができます
浮葉は楕円形〜卵形で基部は深く切れ込みがあります。
《ベニコウホネ(睡蓮科》
紅花コウホネ(河骨)は初めて見ました。
コウホネ(睡蓮科)
《ヘラオモダカ(オモダカ科)》
葉がヘラの形に似ているために名前が付きました。
《サワギキョウ(桔梗科》
湿地や溜池畔に生育する多年草。
日光植物園
正式には「東京大学大学院理学系研究科附属植物園日光分園」といいます
明治35(1902)年に東照宮付近に開設されたが、その後、明治44(1911)年、現在の場所に移転しました。
植物学の研究、教育のため、東京大学が設けた教育実習施設です。
公式サイトはここです。。
ここには1時間ほどだけ滞在しました
夏のお花はほとんど終わり上三依水生植物園で見たものは省きます。
《含満ヶ淵(憾満ヶ淵)がんまんがふち》
大谷川(だいやがわ)に両岸から岩が迫り、深い淵を作っている奇勝地です。
川沿いの園路から階段を降りていくと川に突き出た展望台があります。
含満とは不動明王の呪文に出てくる言葉で、本来は「憾満」が正しいようです。
植物園側からは対岸に通称、化け地蔵と呼ばれるお地蔵さまの列を見ることができます。
《ミズドクサ群落》トクサ科
《オタカラコウ(キク科)》
群落の岸に咲いていました。
野生の小鹿がいました。
赤とんぼがたくさんいました。
《その他の花》